エポスカード
店頭での本カード即日発行、顧客層の若年層の多さ、インビテーション(招待)で年会費永年無料になるゴールドカードなど、ユニークな特徴があります。
「顧客と一緒に信用を創造する」という与信哲学のもと、 2016年にはクレジットカード事業部がポーター賞(独自性と収益性を兼ね備えた企業に贈られる賞)を受賞しました。
マルイはもともと、月賦(月払い)販売の百貨店をルーツにもっています。
「〇I〇I」「MODI」などの店舗でおなじみですし、クレジットカード業界では日本で初めてクレジットカードを発行しました。
当初はマルイグループ内だけで使えるハウスカード「赤いカード」を発行していましたが、
現在は国内外どこでも使える世界シェアNo.1ブランド「VISA」(※)をつけたインターナショナルカードを発行しています。
(※2017年刊行『NILSON REPORT』より)
エポスカードのおすすめポイント
エポスカードのおすすめポイント
本カード即日発行・若者向けの柔軟な審査の裏にある企業精神
ICチップ(高度に暗号化されたカード情報が蓄積されている)搭載クレジットカードを即日発行できるのはエポスカードだけです。
全国のマルイやモディに設置されているエポスカードセンターで、申し込みから20分で本カードを受け取り、使用することができます。
即日発行できるクレジットカードはほかにもいくつかあります。店頭で作れるPARCOカード、ルミネカードなどが挙げられますね。
しかし、これらのカードは全て仮カードで、本カードはあとで申し込んだ住所に送られることになっています。
セゾンカードはセゾンカウンターで即日発行できますが、「セゾンカード インターナショナル」のみICカード対応で、しかも最初に発行されるのはICチップなしカードです。別途ICカードを申し込んで、後日郵送されることになっています。
しかしエポスカードなら、ネットから申し込んでも店舗のエポスカードセンターで申し込んでも、即日店頭でICチップ付カードを受け取ることができます。
どうしてエポスカードだけが、店頭で即日ICチップ付き本カードを渡すことができるのでしょうか?
その理由は、マルイのクレジットカード事業部の独自のシステム開発と与信哲学にあります。
持参支払いと引き落とし支払い
エポスカード申込・審査時に必要なものは、基本的に本人確認のための公的書類だけです。
1点で本人確認できるもの
運転免許証、運転経歴証明書、パスポート、在留カード、特別永住者証明書、マイナンバーカード、写真付住民基本台帳カード、官公庁や公的機関発行の身分証明書で写真付のもの
2点で本人確認できるもの(☆+△)
☆:国民健康保険証、社会保険証、後期高齢者被保険証、年金手帳(表紙がオレンジ=1997年まで発行のもの)
△:☆のうちもう1点(保険証2点は不可)、公共料金の領収書(氏名・住所記載、発行から6ヶ月以内)、顔写真のない公的書類
普通はクレジットカードの申し込みには、本人確認書類とともにカード利用分を後日引き落とすための銀行口座の設定が必要です。
しかしエポスカードには、「ご持参払い」と「口座引落し」という2種類の支払い方法が準備されており、
銀行引き落としだけでなく、エポスATMやコンビニ店銀行のATM、ペイジーで直接支払うこともできるようになっています。
したがって、クレジットカード申込時の引き落とし口座の設定は必須ではありません。
※ネット申込は自動的に「口座引落し」に設定されますが、口座設定は続けてネットからでも、審査完了後に店頭受取をする際でも可能です(銀行のキャッシュカードと銀行印を持参してください)。
毎月のカード締め日・支払日は以下のようになっています。
設定した支払日の一ヶ月前が締め日となり、前々月の締め日翌日からの利用分を支払うことになります。
「口座引落し」では4日払い・27日払い、
「ご持参払い」では毎月5・10・15・20・25・30日払いのいずれかから選べます。
「ご持参払い」のできるエポスATMはマルイの店頭や最寄り駅にあり、6:00~深夜2:00、年中無休で稼働しています。一回払いもリボ払いも支払うことができます。
手数料は0円です。
セブンやローソン、ファミマE-net、ゆうちょ銀行やイオン銀行でも手数料は0円なのですが、一回払いは支払えずリボ払いのみ対象なので、注意が必要です。
ペイジーはエポスNetで確認した支払い番号を銀行ATMに入力して、支払う方法です。月々の支払いとリボ増額払い(リボ払い設定金額を増やして払うこと。設定金額超過分の手数料が少なくなる)分を支払うことができます。
ネットとリアルを最適に融合させるシステム作り
エポスカードの強みは、店頭での発行・ネットへの会員登録が即日できることです。
これは、店頭での販売とネットへの電子入力を融合させるエポスカード独自のシステムにあります。
対面でカードを渡せる、本人確認できる、不明点を聞ける、ネットでいつでもカード情報を照会できるなど、両方のいいところを取り入れています。
このようにしてマルイ内で情報管理を完結するシステムはお客様とのやりとりを簡便にするだけでなく、セキュリティにも優れ、
VISAセキュリティ・サミット2015で、「チャンピオン・セキュリティ・アワード」(カード発行会社部門)を受賞しました。
柔軟な審査は「顧客と一緒に信用を創造する」という精神
エポスカードは、収入が高くても低くても(専業主婦など、自らの年収が0円でも)、利用限度枠は低めのところから始まります。
それから利用履歴や返済(支払い)履歴を積み重ねることで、利用可能枠を増やしていくという方法です。
マルイの創業時代から続く方針として、「顧客と一緒に信用を創造する」ことを第一の価値にする、ということがあります。
年収が低い若者にクレジットカードの信用を与えること(与信)はなかなか難しいものですが、
マルイは買い物をする顧客の利便性をはかる目的から、「ともに信用を創造する」という方針を実践しているのです。
エポスカードの利用履歴は、各クレジットカード会社が審査時に照会する「個人信用情報機関」に登録されます。良好な利用履歴・返済履歴を繰り返していくことで、ほかのカード申込時にもよい影響が出ます。
(ちなみにまったくクレジットカード利用履歴がない場合、借金などしていないのにクレジットカード審査に落ちる、という不利益を被ることがあるため注意が必要です。「スーパーホワイト」と呼ばれます)
エポスカードの会員の54%が30代以下の若者(2015年時点)という実績は、上記のようなマルイの経営方針から成り立っているのです。
では、そんなエポスカードの便利でお得な使い方を、さっそくみていきましょう。
デザインカードが素敵
エポスカードでまず目を引くのが、「エポスデザインカード」ですよね。
エポスカードVISA(シルバー・赤)と同じ機能・サービスをもっていて、70種類以上のデザインから選べます。
発行手数料が500円(税込)かかるのと、店頭受取ではなく配達受取のみとなりますが、
愛用したくなるデザインであること、新たなデザイナーも続々起用されているので大変人気です。
No.374のサバ美さんや、No.338のフチ子さんなど、ご存知のかたも多いのではないでしょうか?
これらのデザインカードは、券面がなくなり次第申込終了ということもあるようです。
気に入ったデザインはチェックしておきたいですね。
また、エポスポイントを1円から移してお得に使える「エポスVISAプリペイドカード」でも、同じくデザインカードを選ぶことができますよ。
エポスVISAプリペイドカードも良デザイン+エポスポイントがお得に使える
エポスVISAプリペイドカードは、エポスカードの使える店舗で同様に使えるプリペイドカードです。
エポスカードからチャージ(入金)・オートチャージできるほか、エポスカードで貯めたエポスポイントを1ポイント=1円相当でチャージすることができます。
また、エポスVISAプリペイドカードの利用分も、200円ごとに1円キャッシュバックされます。
エポスカードの会員サイト「エポスNet」から申し込めます。
こちらもエポスカードと同様、かわいらしいデザインが揃っています。
店舗、ネットで貯まるエポスポイント
エポスポイントとは、エポスカード利用ごとに貯まるポイントです。
普段はVISA加盟店、公共料金・携帯料金、電子マネーチャージ(楽天Edy、モバイルSuica)で200円ごとに1ポイント貯まります。
また、ボーナスポイントが貯まるレストラン・カラオケ店、提携店が全国にあります。
エポスポイントがたくさん貯まる提携店
ボーナスポイント対象店は、全国のチェーンレストランやカラオケ店、旅行会社などです。
エポスポイントボーナス店(例)
◎魚民、白木屋:エポスポイント10~20倍
◎カラオケビッグエコー、シダックス(店舗による):エポスポイント5倍
◎HIS、日本旅行:エポスポイント5倍
詳しくは「エポトクプラザ ご優待サイト」をご覧ください。
対象店舗が本当に多いのですが、右上の「絞り込む」で地域と店舗利用目的、割引かポイントボーナスか等を選んで絞り込むことができます。
店舗によっては、ポイントボーナスではなく割引となるものがあります。
シダックス、カラオケ館での室料30%オフ、ロイヤルホスト5%オフなどが一例です。
オンラインモール「たまるマーケット」経由で最大30倍ポイントが貯まる
エポスカードのオンラインモール「たまるマーケット」を経由することで、経由先でのカード利用ポイントが2~30倍貯まります。
経由のしかたは、「たまるマーケット」サイトから目当てのネットショップを選んでクリック、飛ぶだけです。
期間限定でAmazon.co.jpがポイント3倍、旅行予約のエクスペディアが9倍など、ポイントアップキャンペーンが随時おこなわれています。
シーズンごとの需要を勘案したキャンペーンが多いので、季節モノなどでほしいものがあったらのぞいてみるといいですよ。
エポスカードの公式アプリのミニゲームで貯める
エポスカードの公式アプリは、App Store、Google playからダウンロードできます。
カード利用額や貯まったポイント、締め日・支払日カレンダー、「マルコとマルオの7日間」などセール情報お知らせなど、とっても便利です。
このアプリの中の「ハイ&ロー」ゲームに勝利すると3ポイント、エポスポイントがもらえます。
「ハイ&ロー」ゲームは、左のトランプより右のトランプの数字が大きいと思ったらハイ、小さいと思ったらローを選ぶゲームです。
1日1回挑戦できて、勝つと3ポイントがもらえます(負けるともらえません)。
3ポイント=3円なので、毎日勝ってこつこつポイントを貯めていきたいですよね。
プリペイドカード以外にも、ギフトカードや共通ポイントにポイントが使える
エポスVISAプリペイドカードへの移行のほか、エポスポイントを以下の用途に使うことができます。
エポスポイント交換先一覧(例)
- マルイの商品券やVJAギフトカード、クオカード、iTunesギフトコードに交換:1,000ポイント→1,000円分
- モンテローザ(白木屋、魚民、笑笑など)お食事券、シダックスクーポン券に交換:800ポイント→1,000円分
- スターバックスカードチャージ:500ポイント→500円分
- ANAマイル、JALマイルに移行:1,000ポイント→500マイル
- dポイント、au WALLETポイントに移行:1,000ポイント→1,000移行先ポイント
- カプコン、オトメイト、コーエーテクモゲームス、ホークスのオリジナルグッズと交換
- 国境なき医師団やWWFジャパンへの寄付
「マルコとマルオの7日間」でマルイとモディの販売商品が10%オフ×年4回!
年に4回、エポスカード会員向けに「マルコとマルオの7日間」という優待イベントが開催されています。
マルイやモディで売っている商品が一律10%オフになるというものです(※レストラン・カフェ・グルメショップは原則対象外です)。
お財布やバッグ、アクセサリーなど、いつもは高くて買うのをためらってしまうな、というものでも、10%オフになるのは大きいですよね。
対象店舗は全国のマルイとモディ、それからマルイのネット通販「マルイウェブチャネル」です。
ネット通販を利用すれば、近くにマルイ、モディがないという人でも、年に4回の優待イベントに気軽に参加できますね。
マルイのネット通販では、期間中何度利用しても10%オフですし、全品配送0円です。
靴の場合、配送だけでなく返送も0円になります。
年会費無料なのに海外旅行傷害保険が自動付帯・疾病治療費270万円補償
エポスカードでは充実した海外旅行傷害保険が自動付帯します。
傷害死亡・後遺障害 | 最高500万円 |
---|---|
傷害治療費用 | 200万円(1事故の限度額) |
疾病治療費用 | 270万円(1疾病の限度額) |
賠償責任(免責なし) | 2,000万円(1事故の限度額) |
救援者費用 | 100万円(1旅行・保険期間中の限度額) |
携行品損害(免責3,000円) | 20万円(1旅行・保険期間中の限度額) |
海外は自由診療(医者の言い値で治療費決定)なので、日本では考えられないほど高額の医療費を負担しなければならないことが多くあります。
海外旅行傷害保険の出している保険金支払いデータをみると、1回の治療に数百万円かかることもあるとわかります。
海外における治療費支払い例
- バリ島でサーフィン中に左足首骨折:120万円(東京海上日動)
- ハワイで下痢をし、3日間入院:200万円(エイチ・エス損害保険株式会社)
- オーストラリアで二段ベッドの上段から落ち、病院を受診:18万円(エイチ・エス損害保険株式会社)
疾病治療費が270万円というのは、本当に顧客のことを考えた補償額・内容であるといえます。
年会費無料のカードでは、海外旅行傷害保険がついていても死亡・後遺障害のみの補償であったり、治療費が補償されていても100万円程度であったりと、
海外での治療費用には心もとないことが少なくありません。
旅行傷害保険のほかにも、エポスカードには各種トラベルサービスがあります。
海外緊急アシスタンスサービスでは、不慮の怪我や事故にあたって、病院や医師の案内、患者の移送、医療費キャッシュレスサービスの手配などをしてくれます。
「医療費キャッシュレスサービス」とは、一旦治療費を建て替える必要がなく、直接保険の補償額内で治療費を支払ってくれるというものです。
海外にいて万一のことがあったら、忘れずにエポスカード海外旅行保険事故受付センターに連絡しましょう。
各国からは各デスクへの電話番号、もしくは81-18-888-8808で国内デスクにつながります。
連絡の際には、カード番号と氏名が必要です。
エポスカードについているのはVISAブランドなので、海外での利用でも便利です。よければ海外に行くときにも持っていくようにしましょう。
海外旅行傷害保険は自動付帯なので、家に置いておいても帰国して事故発生日から30日以内に連絡すれば、保険金補償はされます。国内からフリーダイヤルでつながります。
エポスカードのセキュリティ
安心してエポスカードを使ってもらえるよう、ネットおよびカード本体の不正使用について、以下のような取り組みがなされています。
- 24時間不正使用検知システム
不正使用のパターンを分析し、怪しい利用については取引を保留して、カード会員に連絡する - カード本体にICチップ搭載
高度な暗号化技術で処理されたカード情報を蓄積し、スキミングをきわめて困難にしている - 本人認証サービス
ネットでのカード決済のときに、カード番号・有効期限・セキュリティコードだけでなく、エポスNetのパスワード入力が必要になる - バーチャルカード発行
インターネットショッピングで利用できる、本カードとは別のカード番号を記載したカード。プラスチックカードが届くわけではなく、画面上で発行される - カード利用通知サービス
エポスカード利用時に、「エポスNet」に登録したメールアドレスに通知が届く - エポスNetログイン通知サービス
エポスNetにログインしたときメールで通知が来るサービス。第三者にログインされたときすぐにわかる
エポスカードのセキュリティシステム
ネットショッピングでの不正使用への取り組み
通知サービス
エポスカードのデメリット
柔軟な審査と迅速な発行、「マルコとマルオの7日間」等割引サービスでとってもお得なエポスカードですが、いくつか難点があります。
〇国内旅行傷害保険はついていない
〇ショッピング保険には年間1,000円が別途かかる
ショッピング保険「エポスお買物あんしんサービス」は、カードで購入した商品が盗難・破損した際に、購入日から90日間、年間50万円まで補償してくれるオプションサービスです。
現在新規加入キャンペーン中で、全国のローソンで使えるデジタルギフトチケット500円分がプレゼントされているため、実質500円で加入できます(2017年12月1日~2018年1月31日)。
本カードからのインビテーション(招待)でゴールドカードが年会費永年無料
エポスカード所有者のうち、プラチナもしくはゴールドカードの保有者は21%を占めています(2015年時点)。
なぜこんなにプレミアムカード保有者が多いのかというと、エポスカードからのインビテーション(招待)で、ゴールドカードの年会費が永年無料になる特典があるからです(本来の年会費は5,000円)。
エポスゴールドカードへのインビテーションが来る条件は、主にエポスカードをどれくらい利用したかという利用額です。
利用額30万円ほどでゴールドカード招待された、という人もいます。
エポスゴールドカードは、
◎海外旅行傷害保険の補償額アップ
◎空港手荷物宅配サービス優待、クロークサービス、海外Wi-Fiレンタル優待
◎国内の主要19空港とハワイ・ホノルル、韓国・仁川空港のラウンジ無料のサービス
◎エポスポイントの有効期限が無期限になる、ポイントの付与率アップ
など、ゴールドカードらしいサービスをそなえたカードです。
以下にエポスカードとのサービス比較表を載せました。
ゴールドカードへの本体切り替えは、エポスNetからも申し込めますし、エポスカードカウンターで即時おこなうことも可能です。
エポスカードの基本情報
カード名 | エポスカード | ||
---|---|---|---|
必要書類 | 運転免許証・健康保険証・パスポートなど 本人を確認・証明できるもの | ||
申込資格 | 高校生を除く18歳以上の方 ※未成年の方はカード発行に際し、親権者さまのご了解が必要になります。 | ||
ポイント付与率 | - | 入会金 | 無料 |
年会費 | 永年無料! | 提携カード | VISA |
発行時間 | 3週間程度 | 担保 | 不要 |
保証人 | 不要 | 限度額 | お客さまのご利用状況、お支払い状況によって異なります。 |
支払い方式 | 1回払い、2回払い、分割払い(3~36回)、ボーナス1回払い、リボ払い、ボーナス2回払い(マルイでの利用のみ可能。年2回の月選択可。均等分割。2回目にのみ手数料) | 分割払い (年率) |
- |
リボ払い (年率) |
15% | キャッシング (年率) |
18% |
金融機関名 | 株式会社エポスカード | 住所・所在地 | 東京都中野区中野4丁目3番2号 |
ポイントサービス
サービス名称 | エポスポイント |
---|---|
有効期限 | - |
ポイント付与 | 1,000円=1ポイント |
ポイント レート |
- |
マイル換算 | - |
ポイント 還元率の目安 |
- |
海外・国内旅行傷害保険
ショッピング保険
付帯条件 | 自動付帯 |
---|---|
海外旅行保険 | 最高2,000万円 |
国内旅行保険 | - |
ショッピング保険 | - |