クレジットカード用語集(さ行)

さ行

債務不履行

債務者が契約どおりに債務を履行しないこと。
債務不履行には、履行期に遅れた「履行遅滞」、履行することができなくなった「履行不能」、履行はしたが十分でなかった「不完全履行」の3つがある。
債務者に責任がある場合は、債権者は不履行によって生じた損害を賠償してもらうことができる。

三者間カード

クレジットカード発行者であるカード会社とカード会員、加盟店の三者で構成されるクレジットカードのこと。
これに対して、百貨店やスーパーなどの小売業者が発行するハウスカードである小売系カードは、発行者と加盟店が同一となるために、二者間カードと呼ばれる。

サインアウト

Sign-out→信用照会(オーソリゼーション)関連の用語。イシュアが営業時間外で休む (たとえば昼休み)ことをVISAまたはMastcrCardへ予め届けること。

サインパネル

主にクレジットカードの裏面にある、カード署名欄のこと。
クレジットカードを利用する際には、このカード裏面に貼ってあるサインパネルに、必ず本人が自筆でサインをしなければならない。
サインする文字はローマ字や漢字、ひらがな、カタカナなどの規制はないが、カード会社によってはフルネームでの署名を求める規約を設けているところもある。

サインレスシステム

百貨店やスーパーなどの食品売り場、コンビニエンスストアや高速道路料金所などで現在行なわれている、サインなしでクレジットカードが利用できるサービス。
スピーディな決済が要求され、なおかつ換金性の低いサービスや商品に対して、限定して実施されている。

実質年利

年金利回り法で計算した実質金利を、年単位のパーセンテージで表示した金利のことで、計算式は「借り入れ残高×年利÷365日×支払期日以前利用日数」で求めることができる。
消費者信用の金利は、この実質年利で表示することを義務付けている国が多い。

支払い停止の抗弁権

割賦購入あっせん契約で購入した商品が未納であったり、見本と違う、また瑕疵や欠陥があるなどの理由によって、販売業者との間で紛争が生じている場合に、それを理由としてカード会社などへの支払いを拒絶することができる権利のこと。

社会貢献型カード

カードの利用代金の一部が、さまざまな提携先団体の活動資金として還元される仕組みになっているクレジットカード。
社会貢献型カードにはさまざまな種類があり、目的や関心にあわせて選ぶことができるようになっている。

社会保障カード(仮称)

年金、医療、介護など社会保障関連個人情報を一元管理するICカード。厚生労働省が2011年度中に発行予定だった。

ジョイントカード

郵貯キャッシュカードにクレジットカ―ド機能を付加したカード。地方自治体と提携し、行政サービスにクレジットカード機能を付加したものもある。

照会情報

クレジットカードへの入会やローンの申し込みを受けたカード会社が、与信審査のために個人信用情報センターに信用照会をしたという記録。
信用情報機関では、信用照会された記録を照会記録として6ヶ月間保有している。

白地カード

エンボッシング、磁気テープ張り付け、ホログラムの埋め込み等を行う前う白地のカード。
生カードとなる前段階のカードそのもの。

シングルカード

1つの企業が発行するその企業のロゴのみを付したカード。

スイッチカード

提携カードの1つ。異なった業態に言する2つのクレジットカード会社が発行するクレジットカード。
会員は両方のカード会社に帰属する。入会審査は双方が行う。

睡眠会員

クレジットカードを作成して会員になったものの、カードを利用しない状態が続いている会員のこと。
睡眠口座、スリーピングカードとも呼ばれる。特に年会費がかからないクレジットカードに睡眠会員が多いという特徴がある。

スキミング

他人のクレジットカードやキャッシュカードの磁気記録情報を不正に読み出してコピーを作成し、不正使用する犯罪のことで、クレジットカードのICカード化は、このスキミングに対する有効的な対抗手段となっている。

スコアリングシステム

一般的に、消費者の信用度合いを客観的に評価する方法。
スコアリングシートを用いて、クレジット申込者の属性や信用情報などのデータをポイント化し、その合計点で信用度合いを評価するもの。

スタンダードカード

標準顧客層向けのクレジットカード。クラシックカード(通常カード)ともいう。

スタンドインプロセシング

Stand-in Processing→VISAやMastcrCardがイシュアに代わって、オーソリゼーション業務を行なうこと。イシュアが多忙、あるいはイシェアの回線線が故障したときなどに、イシェアが予め届けておいた指図書に従って、オーソリの回答を行う仕組み。国際ブランドカードの回線に取り込まれている。

スマートカード

ICカードの別称。

スリービングカード

活動していないカード会員のクレジットカード。非活動期間を定める基準は各カード会社で異なるが、発行時点または前回利用時点から起算して2年前後が一応の目安とされている。

スワイプ

Swipe→カード業界用語。信用照会端末機の溝にカードを差し込んで、手前に引く行為。磁気テープの内容を読み取る。

セキュアド・カード(Secured Card)

米国の一部大手銀行が発行する預金担保のキャッシュカード。担保とされた預金(たとえば、3,000ドル)は、引き出すことはできない。クレジットカードとデビットカードの機能を持ち、加盟店で使用できる。
その決済は月末に小切手で支払う仕組み。

セグメンテーションカード

販売促進、経営戦略上、女性、学生、年齢別(たとえば20~ 30歳代)、主婦層、インターネット専用層、法人等のターゲット別にしぼって発行されるカードのこと。

全銀協個人信用情報センター

銀行および銀行の関連会社である銀行系クレジットカード会社などの顧客の個人信用情報機関。
ローンやクレジットカード等に関する個人信用情報を登録し、与信取引上の判断のための参考資料として情報を提供している。

全国信販協会

大手信販会社や中堅業者などで組織されていた、信販会社の業界団体で社団法人。
現在は社団法人日本クレジット協会に統合されている。
信用販売秩序に関する調査やクレジットや消費者ローンを正しく理解し利用してもらうための全国的な啓発・広報活動などを行なっていた。

早期完済

ローン返済期間の途中で、残金をまとめて繰り上げ返済すること。
返済の途中にまとまったお金が手に入った場合に早期完済すると、通常の支払いの期日が到来していない分の金利相当額は免除されることになる。

総合割賦

クレジットカードを利用した割賦購入契約のこと。
個品割賦契約は個々の商品購入の際に契約書を交わすが、クレジットカードの場合は品物を特定せずに、事前に一定のクレジットラインを与えておくために総合割賦と呼ばれる。

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