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銀行系クレジットカードをおすすめする理由と、銀行系クレジットカードのメリット・デメリット

最終更新日:2017/09/22

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クレジットカード会社は系列によって分けることができますが、その中に銀行系クレジットカード会社があります。

これらのクレジットカード会社は銀行グループの中の子会社の一つで同じブランドのクレジットカードを発行しています。例えば三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)にはJCBがあります。そのJCBの傘下に同じ銀行グループの地方銀行の子会社であるクレジットカード会社が複数存在しています。

ここでは「発行するクレジットカードのサービス内容はほとんど同じなのに、なぜこんなにカード発行会社が多いのか?」「銀行系クレジットカードのメリットやデメリットは何か?」といった疑問にお答えしていきます。

銀行系クレジットカード会社はなぜこんなに多いのか?

大手銀行グループには三井住友フィナンシャル・グループ(SMFG)、三菱UFJ フィナンシャル・グループ(MUFG)、みずほフィナンシャルグループ(MFG)があります。それぞれの銀行グループには各地方銀行がありますが、その地方銀行はそれぞれ関連会社としてクレジットカード発行会社を持っています。

これは過去において銀行本体がクレジットカードを発行できなかったことに由来しています。当初、銀行法ではクレジットカードという新しいサービスに対応できず、子会社を設立してクレジットカードを発行するしか方法がなかったのです。現在では銀行本体もクレジットカードの発行ができますが、すでに子会社が機能しているので、あえて銀行本体が発行するメリットもありません。

主な銀行系のブランドには下記のものがあります。

JCB
ジェーシービー
1960年に三和銀行と日本信販が設立した「ジャパン・クレジット・ビューロー」が前身。
その頭文字が現在のJCBとなっている。
MUFG
エムユーエフジー
旧日本信販とUFJカードが合併しUFJニコスとなり、さらにDCカードと合併してできた三菱UFJニコスの最も新しい銀行系ブランド。
DC
ディーシー
旧三菱銀行系列の「ダイヤモンド・クレジット」が前身。
現在では三菱UFJニコスのブランドの一つとなっている。
UFJ
ユーエフジェー
旧東海銀行の傘下だった「ミリオンカード・サービス」が前身。
現在は三菱UFJニコスのブランドの一つ。
UC
ユーシー
旧第一銀行をはじめとした5行が共同で設立した「ユニオン・クレジット」が前身。
MFGの傘下で、カード発行はクレディセゾン。

三井住友カードのVISAブランドは海外のブランドなので除いていますが、純粋な銀行ブランドとしては上記の5つとなっています。

以前はこうしたカードブランド別にクレジットカード会社がありましたが、銀行の統廃合によりカード発行会社自体も合併されています。しかし、その傘下の地方銀行系クレジットカード会社の数はそれほど変わっていません。

また上記のブランドとは無関係の銀行系クレジットカード会社も少なからずあります

その場合はVISAブランドと直接提携しているケースがほとんどです。りそな銀行系列のりそなカードは少し複雑で、クレディセゾンが発行するカードがメインですが、VISAやマスターカードとの直接提携やJCBグループとしてのクレジットカードも並行して発行されています。

また、さくらカードのように三井住友グループでありながらVISAカードではなくJCBカードを発行しているという異端児クレジットカードもあります。

JCBグループが発行するJCBカードの中で、JCB本体(株式会社ジェーシービー)に次ぐ発行枚数というのも驚きです。銀行合併による複雑な事情があるようです。

銀行系クレジットカード会社の審査は厳しいのか?

銀行系クレジットカード会社はその名のとおり銀行の関連会社なので、審査に関しては日本のどの系列のクレジットカード会社より厳しいのは確かでしょう。

銀行系カードの審査の厳しさは支払い方法と関係していた

銀行系クレジットカードの支払い方法は当初1回払いしかありませんでした。
途中からリボ払いは認められましたが、分割払いが認められたのは21世紀に入ってからです。1回払いしかできなかった時代は必然的に厳しい審査だったでしょう。カード利用枠50万円とすれば最大50万円を一括で支払う能力がなければカード発行はできなかったからです。

信販会社が発行する信販系クレジットカードは銀行系より後発ですが、ショッピングクレジットで使われていた分割払いが利用できることをメリットとしてクレジットカード発行に力を入れていました。

分割払いでは24回まで分割して支払えるので、毎月2万円程度の支払い能力があればクレジットカード発行が可能です。

こうした状況が30年以上続いていたので、銀行系と信販系の審査に違いが生じたのも無理はないでしょう。
しかし、現在では支払方法による違いはなく、半世紀ちかく以上の審査ノウハウが蓄積されているので、銀行系クレジットカードの審査が以前ほど厳しいとは言えません。

銀行系クレジットカード会社の審査と銀行の審査

銀行は消費者に担保なしでお金を貸し付けることはありません。個人に対しても預金や不動産の担保なしでは貸付しないのです。
カードローンや小口融資の場合は無担保ですが、信販会社や消費者金融会社が必ず連帯保証人となります。つまり保証会社付きの融資です。

「銀行の貸付審査が厳しい=銀行系のクレジットカード会社の審査も厳しいに違いない」と考える人も多いでしょう。

しかし、クレジットカードには連帯保証人や担保を付ける制度はありません。また、銀行と銀行系クレジットカード会社とはデータのやり取りはありません。個人情報保護法で、たとえ関連会社でも個人情報を相互利用することは禁じられているからです。
銀行と銀行子会社(銀行系クレジットカード会社)の審査は全く別物と考えましょう。

主婦やパートアルバイトなども対象とした流通系クレジットカードや消費者金融系クレジットカードと比べた場合、銀行系クレジットカードの審査が厳しく思えるのは事実ですが、実際には標準的な審査基準と考えるほうが正しいでしょう。

銀行系クレジットカードのステータス

銀行系クレジットカードに、ステータスを感じる人もいます。

信販系、流通系クレジットカードと比べると背景に信用のおける銀行があるというのも一つの理由でしょう。
実際にはほとんどのクレジットカード会社が銀行グループの一員なのですが、銀行系クレジットカードは直接銀行のイメージと結びつきやすいのです。

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ステータスを感じさせる背景としてプラチナカードがあるかもしれません。銀行系以外でもプラチナカードを発行していますが、ほとんどは国際ブランドとの提携カードで、プロパーカード(※1)としてプラチナカードを発行しているのは銀行系クレジットカード会社だけです。

JCBの「ザ・クラス」や三井住友カードの「プラチナカード」は国内のクレジットカード会社発行のカードとしては最上位で、サービスの質もステータスも高いクレジットカードです。

この最上位カードに入会するには一般カードやゴールドカードで実績を積む必要があるので、銀行系クレジットカードのステータスにもつながっています。ステータスを求めている人にとってはこれも大きなメリットでしょう。

※1 プロパーカード…クレジットカード会社が他と提携せずに独自で発行しているクレジットカードのこと。

銀行サービスのメリット・デメリット

キャッシュカード一体型クレジットカード

銀行系クレジットカードの中には親会社の銀行のキャッシュカード機能と一体型のクレジットカードもあります。

デビットカード(※1)と機能は似ていますが、クレジットカード機能が付帯しているという点で、デビットカードとは決定的に違います。キャッシュカード機能一体型のクレジットカードは、カードの枚数が増えないというメリットがあります。
また、キャッシュカードのクレジットカード機能をつけることでクレジットカードの年会費こそ発生しますが、ATMの利用手数料を時間外でも無料にしてくれるというサービスをしていることもあります。

デメリットがあるとすれば、キャッシュカードとして使う場合と、クレジットカードとして使う場合ではカードを挿入する方向が違うので、間違ってしまうことがあるという点です。

※1 デビットカード…キャッシュカードで買い物ができるカード。買い物と同時に口座から代金が引き落とされる。

住宅ローン審査への影響

将来住宅ローンなど大きな融資を考えている場合、銀行系クレジットカードの利用はメリットになるかデメリットになるかは微妙なところです。

クレジットカードの利用残高が大きく残っていたり、支払遅延などがあったりすれば、どんなクレジットカードを利用していようとローン審査のデメリットになりますが、同じ銀行への融資申し込みであれば、利用実績があるということでメリットになる可能性が高いでしょう。

銀行サービスでのメリット

具体的に三井住友銀行と三井住友VISAカードでの例を挙げてみましょう。

残高別金利型普通預金とインターネットバンキングがセットになった「SMBCポイントパック」に三井住友VISAクラシックカードをセットした「SMBCファーストパック」の場合です。

  • 年1回の利用で次年度の年会費税抜1250円が無料(初年度年会費無料)
  • 三井住友銀行のATM時間外手数料(税抜100円)無料
  • コンビニATMやゆうちょ銀行のATM手数料(税抜100円)が月4回無料
  • 三井住友銀行本支店間の振込手数料(税抜100円)

ATM手数料に関しては、現在では条件付きとなっていて、年金や給与振込口座にしたり、クレジットカード利用代金の引き落としがあったりする場合に限られています。条件は6種類ありどれか一つを満たせばいいのですが、自分に当てはまるかどうか確認してから申し込みましょう。三井住友銀行以外でも条件付きが多くなっているので、事前調査が必要です。


年会費:初年度/無料 2年目以降/税抜1,250円+税

★日本にクレジットカードにおけるパイオニア・三井住友VISAカード。風格漂う1枚は名実共に頼りになる1枚。

まとめ

銀行系クレジットカードは古くは1961年から発行されているクレジットカードのなかでももっとも歴史のあるクレジットカードです。

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信販系カードや流通系カードと比べると、ポイント還元率も標準的で、海外旅行傷害保険といった付帯サービスも特に大きな違いこそありませんが、銀行系クレジットカードを持つ最大のメリットは、ステータスにあるともいえるでしょう。

特に、JCBカードや三井住友VISAカードの会員数は日本でもトップクラスです。これは特に男性にとって銀行系クレジットカードへのあこがれが強いことを意味しているのかもしれません。将来、女性の前でかっこよく銀行系ゴールドカードで支払うのを思い浮かべる若い男性が多いのでしょう。

銀行系クレジットカードは長く使えて、国内外でも広く使える、さらにカードのグレードアップでより高いステータスのクレジットカードに切り替わる楽しみが最大のメリットです。

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