クレジットカード審査時の在籍確認の電話について、詳しく教えて!

最終更新日:2020/03/02
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クレジットカードを新規に申し込んだ際に、クレジットカード会社から勤務先に電話がかかってくる――。そんなウワサを耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

これは、クレジットカード会社による申込者本人の「在籍確認」のための電話です。

一体なぜ、電話が勤務先にかかってくるのでしょうか?必ずかかってくるものなのでしょうか?
ここでは「在籍確認」について、詳しく見ていきましょう。

「在籍確認」とは、カード発行会社が行う申込者の勤務先確認

在籍確認とは、クレジットカード審査のときに、カード発行会社が、申込者本人が自己申告した勤務先に実際に在籍しているかを確認するものです。

申込者が申請した勤務先(派遣先やパート・アルバイト先を含む)で実際に働いているかどうかを確認するために、申込者がクレジットカード審査申込時に記入した勤務先の電話番号に電話をかけて在籍確認を行う場合がほとんどです。

申込者の「返済能力」を判断するために、電話をかけてくる

クレジットカード発行会社にとって、わざわざ勤務先にまで電話をかけて在籍確認を行う理由はいったい何なのでしょうか。
なぜ、申込者の勤務先がそこまで重要なのでしょうか。

クレジットカード発行会社がクレジットカード入会審査時に重要視するのは、申込者に「返済能力」があるかないか、すなわち「信用力」があるかどうかです。
「どこに勤めているか」も大切ですが、何より重要なのは「安定した収入のある仕事についているか」なのです。

クレジットカードを個人が毎月利用した場合、当たり前ですが支払い義務が生じます。
このときに、「先月は収入があったから支払えたけど、今月は収入が十分ないので支払えない」ような支払いにムラがある状態の会員がいると、クレジットカード会社的には返済されるべきはずの金額が手元に返って来ず未回収の金額が増えるため、不利益をこうむります。
なので、「申込者に安定した収入がある人なのかどうか」が審査において非常に重要なポイントとなるのです。

「毎月の安定した収入」は勤務先から支払われているので、「本当に申告した勤務先で働いているかどうか」を調べることが重要になってくるのです。

クレジットカード審査時に重要視される「信用力」とは、申込者本人にクレジットカード会社が立て替えた利用金額を月々正常に支払うだけの返済能力があるかどうかということ。
クレジットカード発行会社は、申込者の自己申請による書類、そして過去のクレジットヒストリー(クレヒス)と呼ばれる金融の利用履歴からその人の信用力を判断しています。

クレジットヒストリーに関しては、個人信用情報機関に問い合わせて「これまでの利用履歴」の事実確認が可能なので、その事実をもとに、クレジットカード会社側は判断基準とすることができます。

しかし、申込者が自己申請する申込用紙の場合、果たしてその勤務先情報が真実か否かは判断がつきません。
そのため、クレジットカード会社は電話による在籍確認を行っているのです。

申込者の自宅や携帯電話にではなく、勤務先にかかってくる理由

では、なぜ申込者の自宅や携帯電話にではなく、勤務先に電話がかかってくるのでしょうか。

申込者本人の自宅や携帯電話にかけた場合、本人が本当に申告した勤務先で働いているかどうかはわからないためです。

在籍確認の電話はものの1~2分。本人の在籍さえ確認できれば任務完了

先にも述べたように、クレジットカード会社が知りたいのは、申込者が実際に申告した勤務先に在籍しているかどうかです。

なので、在籍確認の電話で何か難しいことを聞かれて答えられなかったら審査に落ちるだとか、電話口の態度が悪かったから審査に響くということはありません。

申込者が実際に申告した勤務先で働いている」ことさえわかれば、任務は完了なのです。ものの1~2分で済んでしまいます。

勤務先に電話をして申込者本人が電話に出ようと、本人が不在で職場の別の人が電話に出ようと同じことです。

申込者本人が電話に出た場合

申込者本人が電話に出た場合、名前を聞かれます。
その後、生年月日や住所を聞かれることもあるようです。

当たり前ですが、勤務先に電話をかけて、申込者本人が出る=申込者はその勤務先に在籍していることになるので、在籍確認をクリアしたことになります。

細かく質問されたり、クレジットカード入会の意志を再度確認されたりするということはありません。

本人不在で別の人が電話に出た場合

申込者が何らかの理由で席をはずしていて、勤務先の別の人が電話に出た場合はどうでしょうか。
この場合、その人の電話口での対応で「申込者が実際にそこに勤務しているかどうか」を確認しています。

たとえば、「○○様(申込者の名前)はおられますか?」の返答しだいで、申込者がそこで働いているかどうかは判断できます。

「○○という者はおりません」といわれれば、申し込みした勤務先に在籍していないということになり、すなわちウソの申告をしたことがバレて、審査に落ちます。

「○○は本日はおりませんが、明日出社します」だとか、「出張中で今週いっぱいおりませんが、来週にはおります」であれば、勤務先自体には在籍していることがわかるので、問題はありません。

ずっと電話をとれなかった場合、在籍証明証の提出を求められることもある
もし本人が不在でも、クレジットカード会社からすれば別の人が電話に出て「なぜ申込者が今いないのか」さえ確認できれば、在籍確認の任務は完了となります。

しかし、たとえばもし申込者本人が営業でずっと外に出ていて、オフィスも常に人が不在でクレジットカード会社からの電話に出られないといった状況の場合、電話にいつまでたっても出ることができず、在籍確認ができません。

このような場合、本人確認を行うために、申込者の自宅あるいは携帯電話にクレジットカード会社から直接電話がかかってくることがあります。もしクレジットカード入会後に知らない番号から電話がかかってきたら、出るようにしましょう。

また、まれにですが申込者が申請した勤務先で働いていることを証明する「在籍証明証」の提示を求められることもあります。

会社に在籍していても休職中の場合、審査通過は厳しくなる

会社にはいるけれども、理由あって休職中の方の場合はどうなのでしょうか。

クレジットカード会社から在籍確認の電話がかかってきた場合、休職していることが判明した時点で、審査通過のハードルは上がると考えておいたほうが良いでしょう。

たとえ休業期間中も勤務先から休業補償が出ていて、いわゆる「安定した収入」があったとしても、クレジットカード会社からすれば「在籍はしていても、現在勤めてはいない」ということはすなわち、「いつ復職するかわからない(休業補償にも期限がある)」、「辞職するかもしれない」などという理由から、無職と同等の扱いとなり、審査通過は厳しいでしょう。

休業することが前もってわかっているなら、前もってクレジットカードに申し込んでおく、復職してから申し込むなどするのが理想です。


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在籍確認の電話は、クレジットカード会社名か、担当者の個人名でかかってくる

在籍確認の電話は、クレジットカード会社を名乗るか、会社は名乗らずに担当者(クレジットカード会社社員)の個人名でかかってくるかのどちらかです。

消費者金融系の会社が発行しているクレジットカードの場合、会社名を名乗ると、周囲の人に「お金借りているのかな?」と思われてしまうので、個人名でかかってきます。

個人情報の守秘義務があるので、自分が電話に出なかった場合に、ほかの人が「どんなご用件ですか?」としつこく聞いても、担当者が内容を明かすことはありません

また近年では、個人情報保護法により、社外の人からの電話に対して社員の情報を明かさない会社もあります。

クレジットカード会社からすると、これでは在籍確認は行えません。
こういった点やコスト面などから、電話による在籍確認を行わない場合もあります。

在籍確認の電話は、かかってこない場合もある

在籍確認の電話は、必ずかかってくるのでしょうか。

個人信用情報機関に登録されているクレジットヒストリーやその人の申請内容に問題がないと判断された場合、電話による在籍確認を行わない場合もあります

個人信用情報期間に登録されている登録情報と申請情報(勤務先など)が異なっていたりした場合は、電話がかかってくるケースが多いようです。

クレジットカード入会者が増える季節(3月~4月)はクレジットカード会社が忙しく電話がかかってこない、○○カードは在籍確認がほぼないなどと、ネット上ではさまざまな意見や憶測こそありますが、
絶対にかかってこない方法というのは存在しないので、いつ何時電話がかかってきても落ち着いて対応きるようにしておきましょう。

○○カードは在籍確認の電話がなかった、という誰かの発言も、あくまでその人の話であって、申込者のバックグラウンドによって電話がかかってくるかどうかは異なります。
あくまで参考としてとらえておいたほうがよいでしょう。

会社にかかってこなくても、申込用紙に記入漏れやミスがあった場合に、確認のために申込者本人の携帯電話や自宅の固定電話に電話がかかってくることはあるようです。

2枚目以降は、信用情報に問題がなければ在籍確認の電話は行われないことも

すでにクレジットカードを所有しており、2枚目や3枚目を作りたいとき、在籍確認の電話はかかってくるのでしょうか。

個人信用情報機関に問い合わせて申込者の信用情報を申請情報と照らし合わせた際、勤務先などに変更がなく、申込者のクレジットヒストリーも正常で毎月問題なく返済している場合、また直近で他社のクレジットカード会社との成約情報があった場合に関しては、電話による勤務先への在籍確認は行われないことがあります。

しかし、申込者本人がそう思い込んでいるだけで、クレジットカード会社的に不明な点や信用力が疑問視された場合、やはり連絡が来る可能性があります。

在籍確認の電話を100%回避する方法はない

在籍確認の電話が勤務先にかかってきて、周囲に勘ぐられたり疑われたりすることを嫌がり、どうしても在籍確認の電話を避けたい、という方もなかにはいるかもしれません。

しかし、「こうすれば100%電話はかかってきません」と言い切れる方法は存在しません。

しいていうのであれば、まず申込用紙にウソの申告や記入ミスをしないこと、すでにクレジットカードを持っているのであれば、毎月滞りなく返済して正常なクレジットヒストリーを築くこと、移転や転職した際はクレジットカード会社に連絡してその旨を伝える等、クレジットカード会社に疑われない対応を心がけることで信用を築き、電話を避けられるということはいえます。

在籍確認は審査通過のためのステップ。電話がかかってきてもあわてず対応できる準備を

勤務先への在籍確認について書いてきましたが、勤務先への電話があるかないかは、クレジットカード会社の判断や、申込者のクレジットヒストリーによって異なってきます。

ですから、あまり周囲の情報に惑わされず、もし会社に電話が来ても、あわてず対応するよいうにしましょう。

在籍確認の電話は、クレジットカード審査通過のための1ステップ。
在籍確認の電話をかけてくるということは、クレジットカード会社的にも、カード発行の一歩手前まで来ている証拠なのです。

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