MUFGカード・ゴールドプレステージ

MUFGカード・ゴールドとの違い

まず、MUFGカード・ゴールドとゴールドプレステージの違いをみていきましょう。
以下にまとめました。

MUFGカード・ゴールドプレステージとゴールドとの違いは、

• 申し込み資格年齢が18歳以上から20歳以上へ
• アニバーサリー月（※）のポイント加算率が1.5倍から2倍へアップ
• 空港ラウンジサービスの対象空港が7→29ヶ所へアップ
• 旅行傷害保険の補償額が一部上昇、家族特約付帯
• 航空機遅延保険の対象に海外渡航がふくまれる
• ショッピング保険の限度額アップ、国内での利用もふくまれる

となります。

※アニバーサリー月とは、入会月に指定した記念月（アニバーサリー月）のことです。指定なしの場合、会員の誕生月になります。

「MUFGカード　ゴールド」は、いわば簡易版ゴールドカードで、国内主要6空港とハワイ・ホノルルのダニエル・K・イノウエ国際空港のラウンジが無料で使えます。

MUFGカード・ゴールドで使える空港ラウンジは以下の通りです。
中でも手荷物検査後に使えるラウンジは、搭乗直前までゆっくりできるので使いやすいです。

MUFGカード・ゴールドプレステージでは、これらの空港以外に全国各地の空港ラウンジを利用できます。

ただ、普段あまり空港を使わない、たまに海外旅行するときだけ使う、という場合は「MUFGカード・ゴールド」でもいいかもしれません。

空港ラウンジ利用は、本会員だけでなく、家族会員も無料です。

家族カード、ETCカードが発行手数料・年会費無料！

上記の空港ラウンジサービスや後述する保険など、ゴールドプレステージ会員の基本サービスを同様に享受できる家族カードが無料で発行できます。

下位の「MUFGカード　ゴールド」では1人目まで家族カード無料ですが、2人目から400円（税別）の年会費がかかります。

夫や妻、親、18歳以上の子どもにも保険や空港ラウンジサービスを使わせたい、という場合は、ゴールドプレステージの方がおすすめです。

デュアルスタイルでアメリカン・エキスプレスに追加も可能。銀聯カードも持てる！

VISA、MasterCard、JCBが選べる「MUFGカード・ゴールドプレステージ」ですが、MUFGの「デュアルスタイル」を使うと、カードランクに対応したMUFGのアメリカン・エキスプレス・カードに追加して年会費2,000円（税別）で発行することも可能です。

現在ゴールドプレステージを持っている人の多くが、このMUFGカードアメックスからのデュアル発行のようです。

「MUFGカード・ゴールドプレステージ」の場合は、「MUFGカード・ゴールドプレステージ・アメリカン・エキスプレス・カード」（年会費10,000円+税）が対応しています。
そのほか、「MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード」（年会費20,000円+税）に「MUFGカード・ゴールドプレステージ」をデュアルスタイル発行することも可能です。

デュアルスタイルで発行すると、使えるブランドが1つ増えるだけでなく、以下の特典が受けられます。

• デュアルスタイル入会後、ポイントが3倍になる。その後も海外利用2倍、国内1.5倍がいつでも適用される

MUFGのデュアルスタイルと同じようなサービスとして、
三井住友VISAカードのVISA、MasterCardデュアル発行というものがあります（追加年会費は同じく2,000円+税です）が、こちらには特にボーナスポイントはありません。

また三井住友VISAカードと同じく銀聯カードが追加発行できます。

銀聯カードは、主に中国国内で利用できるショッピング専用クレジットカードです。都市部だけでなく地方都市でも使えます。
MUFGカードの銀聯カードでは、海外でのショッピング利用によって貯まるポイントが2倍になります。

MUFGの場合、銀聯カードの新規発行時と5年ごとの更新時に手数料1,000円（税別）がかかります。
三井住友VISAカードでは新規発行手数料は無料ですが、5年ごとの更新時に1,000円（税別）発行手数料がかかるのは同様です。

国内・海外ともに家族特約付きの旅行傷害保険、国内・海外渡航便遅延保険も

国内・海外旅行傷害保険は、いずれも家族特約付きです。
家族カードが発行できない18歳未満の子どもにも、補償をかけられるのが嬉しいポイントです。

さらに、飛行機が遅れたりキャンセルされたときのために、国内外渡航便遅延保険もついています。

以下に同じ大手銀行系カードである三井住友VISAゴールドカードおよび、家族特約付き旅行傷害保険の付帯するSuMi TRUST CLUBゴールドカード、セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カードと比較しました。

海外旅行で重要度の高い傷害・疾病治療費が200万円というのがやや心もとない（※）ですが、
携行品損害は年間100万円補償と、たくさん海外旅行に行く人にとってありがたい補償額となっています。

※日本と違い、海外は保険の適用されない自由診療（病院の言い値）なので、多額の治療費がかかります。
以下に各損害保険会社の海外における治療費支払い例を挙げました。

以上のように、海外における傷害・疾病治療費としては、300万円は補償がほしいところです。

MUFGカードだけでは不安な場合、楽天カードやリクルートカードなどの旅行傷害保険利用付帯（旅行代金等をカード決済したときのみ補償）カードと併用するのがおすすめです。

死亡・後遺障害の補償額以外の治療費・賠償責任・携行品損害・救援者費用はカード同士で合算されるため、補償額を補強することができます。

以下に楽天カード、リクルートカードの海外旅行傷害保険の補償額を提示しています。

「旅行代金をカード決済で付帯」条件については、

楽天カードなら楽天トラベルで海外・国内旅行が予約・決済でき、楽天スーパーポイントも2倍（100円につき2ポイント）貯められてお得です。
リクルートカードならじゃらんで同様に予約・決済すれば、リクルートポイントで3.2%還元されます。リクルートポイントはPontaポイントに即時交換が可能です。

いずれも年会費は永年無料で、ポイント還元率も優秀（楽天カードは1.0%~、リクルートカードは1.2%）なので、ポイント特化・利用付帯特化のサブカードとして運用するとよいでしょう。

カード継続ボーナスがいっぱい。グローバルPLUS、アニバーサリーポイント、プレミアムスタープログラム

MUFGカードでは、グローバルポイントが基本1,000円につき1ポイント貯まります。

また、長くMUFGカード・ゴールドプレステージを使ってくれる人のために、以下のボーナスポイントが加算されます。

グローバルPLUS

1年間（初年度は入会日により13ヶ月になる場合あり）の利用ポイントに応じて、翌1年間のポイント加算が上昇します。

年間利用額100万円以上で翌年の加算率が50%アップ、
50万円以上100万円未満で20%アップとなります。

プレミアムスタープログラム

年会費支払いや年間利用額50万円以上の場合に★が1つずつたまり、5つの★がたまると「ファイブスター」資格の特典が受けられるプログラムです。

ファイブスター会員になると、ファイブスター達成時および前年度集計期間の翌月にボーナスポイントが10~20%加算されます。

以下は、年間50万円以上を達成した場合のポイント付与例です。

アニバーサリーポイント

入会後に指定したアニバーサリー（記念）月にポイントが2倍になるサービスです。

アニバーサリー月を指定しなかった場合は、会員の誕生月になります。
毎年の大事な記念日や誕生月の贈り物にカードを使って、ポイントをお得にゲットしましょう。

カードを切り替えた（例：ゴールドからゴールドプレステージ）場合もこれらのステージおよび記念月は引き継がれます。

POINT名人.comでポイントが最大25倍貯まる

「POINT名人.com」は、三菱UFJニコスが運営するオンラインモールです。
モールを経由することにより、経由先ネットショップでのグローバルポイントが最大25倍ボーナスされます。

Amazonの中でもジャンル別でポイントアップしたり、楽天市場キャンペーン、JALグループ特集なども随時おこなわれているので、MUFGカードを手に入れたらぜひのぞいておきたいところです。

グローバルポイントは各種ポイントやギフトカードへ交換できる。キャッシュバックは0.4%還元でお得！

グローバルポイントは景品のほか、各種ポイント、マイル、ギフトカード、カード利用代金充当に使えます。

基本還元率は0.3~0.5%です。

カード請求額から差し引かれるキャッシュバックは500ポイントから1ポイント単位で1ポイント→4円に交換することができ、グローバルポイント（有効期限2年）を無駄なく使えます。

ゴールドプレステージ会員専用デスク

他のカード会員とは異なる、ゴールドプレステージ会員専用のデスクです。
24時間年中無休で受け付けており、9:00~21:00はオペレーター、それ以外の時間は音声ガイダンスとなります。

緊急の場合は、時間外でもオペレーターが対応してくれます。

オンラインでの不正利用を防止する本人認証サービス、パーソナルメッセージ（合言葉）

MUFGでは、24時間365日体制で不正使用検知システムによるモニタリングをおこなっています。
また、カード本体にはICチップが搭載され、スキミングがきわめて困難です。

オンラインの不正使用に関しては、カード番号、有効期限、セキュリティコードを盗まれてもカードが使われることのないよう、以下の2つの確認方法がとられています。

各ブランドの本人認証サービス（VISA認証サービス、MasterCard　SecureCode、JCB J/Secure）でID、パスワードを入力

MUFGとの合言葉であるパーソナルメッセージ（「MUFGカードWEBサービス」で登録）を表示。これが一致しない・表示されない場合は偽の決済画面と判断できる

このように、MUFGカードはセキュリティでも銀行系らしい堅固な仕組みをそなえています。

MUFGグループの金融取引サービス

三菱UFJ銀行の「スーパー普通預金（メインバンク　プラス）」を支払い口座に指定していると、ATM利用料金、コンビニATM利用手数料が無料になります。

また、三菱UFJフィナンシャル・グループ利用で以下の優遇を受けることができます。

• 三菱東京UFJ銀行で住宅ローン金利優遇
• 三菱UFJ信託銀行の「三菱UFJ信託ダイレクト」会員登録、住宅ローン新規借り入れでグローバルポイントプレゼント
  「遺言信託」取扱手数料20%割引
• 東京クレジットサービス「ワールドカレンシーショップ」店頭でのアメリカ・ドル、ユーロ取引レートが優遇
  アメリカ・ドル：1ドルあたり25銭優遇
  ユーロ：1ユーロあたり30銭優遇
• 三菱UFJ不動産販売の不動産売買取引でグローバルポイントプレゼント
• 三菱UFJモルガン・スタンレー証券の新規証券取引の来店時にカードを提示すると、株主優待一覧プレゼント

VISA、MasterCardブランドは最短翌営業日発行が可能！

オンライン申込で口座指定することで、VISA、MasterCardブランドは最短翌営業日、JCBブランドは最短2営業日で発行が可能です（本人確認書類の提出が不要と判断された場合）。

オンライン申込で口座設定可能な金融機関は以下の通りです。

ただし、土曜日の夜や日曜日の朝など各金融機関がサービス停止している時間は、口座設定ができないので注意してください。

楽Payで年会費を抑えることも可能

そんなにショッピング利用しない、という人のために、利用枠10万円のリボ払い「楽Pay」で手数料を発生させると、次年度の年会費（税込）が3,000円引きになるという優遇特典が用意されています。

ただ、手数料を発生させるのは判定期間中のひと月だけでいいのですが、

「楽Pay」を解除すると年会費優遇判定がされなくなってしまうこと、リボ払いの月間利用枠が10万円しかないので、高額出費の際に超えた分の手数料が発生してしまうというデメリットがあります。

MUFGカード・ゴールドプレステージのデメリット

「MUFGカード・ゴールドプレステージ」は、
汎用性の高いVISA、MasterCard、JCBの3ブランドを選ぶことができ、国内外の旅行傷害保険が家族特約付き、家族カードも無料で発行と
充実した内容のカードですが、以下の難点があります。

●電子マネーチャージ（nanaco、モバイルSuica、楽天Edy、SMART ICOCA）が可能だが、チャージによってグローバルポイントは付与されない

上記の欠点を埋めてくれるカードとして、リクルートカード（年会費永年無料）が挙げられます。
Nanaco、モバイルSuica、楽天Edy、SMART ICOCAチャージで1.2%ポイント還元（VISA、MasterCardブランドの場合）されるナイスなカードです。リクルートポイントはPontaポイントと即時交換でき、ポイントの使い道にも困りません。