クレジットカードおすすめ比較

最終更新日:2020/04/07
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一概に「おすすめのクレジットカード」といっても、どうしてそのクレジットカードがおすすめなのかは、各々のクレジットカードに付帯しているサービスは異なるため利用者が何を求めているかによって異なってきます。

たとえば、年会費無料のクレジットカードがほしい場合。
即日発行のクレジットカードがほしい場合。
海外旅行保険が付帯したクレジットカードがほしい場合など。


クレジットカード おすすめ比較」ではそれぞれのシチュエーションに沿ったおすすめのカードや利用法を紹介します。


「クレジットカード おすすめ比較」トピック一覧はこちら→


最初に知っておきたい、クレジットカード利用をおすすめする理由

まず最初に、クレジットカード利用をおすすめする理由、すなわちクレジットカード利用のメリットについてみていきましょう。

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クレジットカードには、会員向けのさまざまな特典が付帯しています。
そしてこの特典こそが、クレジットカードを利用する最大のメリットなのです。

クレジットカードのポイントプログラムは、クレジットカードで決済することでポイントが貯まり、貯まったポイントを商品と交換したり、お金として利用できたり、キャッシュバックしてくれたりするサービスです。

ポイントが貯まるおすすめのクレジットカードについては、こちらの記事で詳しく書いています。

ほかにも、ショッピング保険をはじめとする海外旅行傷害保険や国内旅行傷害保険の付帯や空港での空港ラウンジ利用サービス、旅の予約代行サービスなど、例をあげればきりがありません。

海外旅行傷害保険についてはこちらの記事、空港ラウンジ利用など海外旅行時のクレジットカードの活用法についてはこちらの記事、国内旅行傷害保険についてはこちらの記事で詳しく書いています。

また、クレジットカードで決済することで手元に現金を残しておけるというメリットもあります。

クレジットカード決済をした際、クレジットカード会社によっても異なりますが、翌月か翌々月に引き落とされます。つまり、手元に十分な現金がなくても必要な商品を購入することができます。

また、支払い回数が一括払い・2回払い、3回払い以上の分割払い、もしくはリボ払いから選ぶことができるので、自分の経済状況の様子を見ながら借り入れた金額を返済していくこともできます。

クレジットカードの支払い方法についてはこちらの記事で詳しく書いています。

大きな額の商品を購入する場合、クレジットカード決済は向いているといえます。

クレジットカード利用にデメリットは無いの?

では逆に、クレジットカード利用のデメリットはあるのでしょうか。

デメリットがあるとすれば、計画的な利用ができない人がクレジットカードを持ってしまうと、現金が手元に見えないためにどんどん利用してしまい、返済ができずに滞納したり、最悪の場合自己破産したりする原因になるということが挙げられます。

クレジットカードには「利用限度額」が設定されており、その額以上の借り入れは不可能なので「気づかないうちに借金の額がものすごいことになっていた…」ということは比較的避けられますが、それでも自分の管理できる範囲内での利用を心がけるようにしましょう。

クレジットカードの利用限度額については、こちらの記事で詳しく書いています。

また、毎月一定額を支払うリボルビング払いは一見便利に見えますが、支払い残高に対して利息が発生するため無計画に利用すると支払い残高が膨れ上がり、ものすごい額の金利を支払う羽目になってしまうこともあります。

クレジットカードを利用するなら、金利の発生しない一括払いか2回払いで支払うのが賢い方法です。

クレジットカードのメリットとデメリットについては、こちらの記事で詳しく書いています。

クレジットカードを使って節約したい方には、ポイント高還元カードがおすすめ

よりお得にクレジットカードを利用したい方におすすめなのは、ポイント高還元カードを選ぶことです。

ポイント還元率についてはこちらの記事で詳しく説明していますが、クレジットカード利用金額に対して、ポイントの利用価値を%(パーセンテージ)で示したものです。

高還元カードとしては、還元率1%のYahoo! JAPANカード楽天カード、1.2%のリクルートカード、通常時は0.5%の還元率ですが誕生月はポイント還元率5倍の2.5%になるライフカードなどが挙げられます。

いずれも年会費無料でありながら高還元が受けられるので、おすすめです。

ポイントを上手に、早く貯める方法

ポイントがもらえるキャンペーンを上手に活用する

入会時にまとまったポイントがもらえる入会キャンペーンは、多くのクレジットカード会社が実施しています。

ほかにも、アンケートに答えてポイントがもらえるキャンペーンや、入会後しばらくはポイント還元率がアップするキャンペーン、誕生月にポイントが倍増するキャンペーンなど、クレジットカード会社各社ユニークなキャンペーンを展開しています。

家族カードを利用すれば、ポイントが合算して貯まる

家族カードは、クレジットカードの本会員と生計を共にする18歳以上の家族が持つことができるクレジットカードです。

家族カードは、引き落とし口座は本会員と同じ口座から本会員と家族カード会員の分を合算して引き落とされます。

同様に、ポイントも合算されるので、その分早くポイントを貯めることができます。
家族カードについてはこちらの記事で詳しく書いています。

特定の店舗でポイント還元率がアップするクレジットカードもおすすめ

イオンカードやMUJIカードをご存知でしょうか。

イオンカードであればイオンが、MUJIカードであれば無印良品が発行しているクレジットカードなので、自社での優待サービスが受けられます。

無印で割引などの優待が受けられるMUJIカードに関してはこちらの記事で、イオンやイトーヨーカドーなどスーパーマーケットで割引やポイントアップなどの優待が受けられるクレジットカードについてはこちらの記事で詳しく書いてします。

電子マネーnanacoへのチャージと利用で、ポイント二重取りも可能

電子マネーnanacoをご存知でしょうか。

セブンイレブンやイトーヨーカドーをはじめとするセブン&アイグループ店舗で利用できる電子マネーですが、nanacoにお金をチャージして利用すると、nanacoカード自体ポイントカード機能が付帯しているので、100円ごとに1nanacoポイントが貯まりますが、クレジットカードからnanacoチャージすることにより、クレジットカードのポイントが貯められることがあります。(※すべてのカードがnanacoチャージによるポイント還元に対応しているわけではありません。)

詳しくはこちらの記事で書いています。

ステータスカードなら、ゴールドカード以上のクレジットカードを持つべし

クレジットカードのなかには、誰しもが持つことができないカードがあります。「ステータスカード」と呼ばれるクレジットカードです。

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入会時の審査は申込者の年収も重要な審査対象ですから、そもそも審査通過できなかったり、クレジットカードの年会費自体が高額で支払えないためそもそも手が出なかったりというのが、「誰しもが持つことができない」理由ですが、逆にいえば、これらのクレジットカードを持っていると、高収入であるという「ステータス」性が発生します。

車でたとえるならば、高級車を所有するようなイメージです。
近年はゴールドカード申し込み資格もほとんど縛りがなくなってきているといわれますが、30歳以上の方が対象、年収は500万円からである場合が多いようです。

ステータスカードの代表格といわれるのが、アメリカン・エクスプレス(通称アメックス)が発行するアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードダイナースクラブカードですが、銀行系クレジットカードのゴールドカードである三井住友カードゴールドやJCBの発行するJCBゴールドカードなどもステータス性があります。

ステータスカードについてはこちらの記事で、アメリカン・エキスプレスのクレジットカードについてはこちらの記事で詳しく書いています。

ゴールドカードのさらに上をいくプラチナカード・ブラックカード

さらにその上を目指す方には、プラチナカードがおすすめです。
ステータスがあがる分、年会費も増しますが、サービス内容もぐっと手厚くなります。

また、プラチナカード以上になると「インビテーション」と呼ばれるクレジットカード会社側からの招待においてのみカード発行が可能で、自らは申し込むことのできないカードもあります。

招待性となると、クレジットカード会社側は年間の利用額やこれまでのクレジットヒストリー(クレヒス)をしっかり見極めてたうえでの招待なので、「認められた1枚」というステータス性もでてきます。

近年は廉価なゴールドカードも出てきている

近年では、年会費1万円以下で持つことができるクレジットカードも発行されています。
MUFGカードゴールドの場合、年会費はたった1,905円(税別)。申し込み資格も18歳以上と、通常のゴールドカードよりも低めのハードル設定です。

金色の券面は、確かにゴールドカードならではの重厚感がありますが、付帯サービスはやはり年会費が高いゴールドカードと比較すると薄くなる点は否めません。

お金はかけずにおいしいところ取りしたい方には「年会費無料カード」がおすすめ

年会費無料でありながら、利用者がお得に活用できる特典が付帯したクレジットカードもたくさんあります。

普段は現金派でクレジットカードはほとんど利用しない、もしくは利用したくないという方も、たとえば旅行代金や大型家具や電化製品購入時はどうでしょうか。大金の支払いであっても現金払いを貫き通しますか?

5万円、10万円、それ以上かかってくる支払いを現金で済ませずクレジットカード払いにするだけで、ポイントも貯まれば、付帯している保険が利用できたり、万が一破損などがあった場合に補償を受けたりすることができます。

年会費有料カードであればサービス内容はより手厚いものになりますが、年会費無料のクレジットカードでも、現金払いよりずっとお得になるメリットを享受できることがほとんどなので、1枚持っていると便利です。

年会費無料のクレジットカードについてはこちらの記事で詳しく書いています。

また、ネットショッピングをする場合、代金引換(代引き)や銀行振込には手間や手数料が発生しますが、クレジットカードが1枚あれば、購入時にカード名義人やカード番号を入力するだけで買い物が完了し、手間も手数料も発生しません

ネットショッピング用にも維持費のかからない年会費無料カードが1枚あると便利です。
クレジットカード会社が運営するオンラインモールや、特定のネット店舗での利用でポイント還元率がアップしたり、特別にポイントがもらえたりするサービスもあります。
詳しくはこちらの記事で書いています。

クレジットカードのなかには「初年度年会費無料」や「年間○円以上で年会費無料/○回以上の利用で年会費無料」などと条件を加えたうえで年会費を無料としているカードもあるので、「無料」の文字に飛びつかず、規約にしっかり目を通すようにしましょう。

安定したブランド力と安心のセキュリティが魅力の王道ブランド

三井住友カード

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銀行系クレジットカードですが、安定したブランド力と世界一のカード発行数と売り上げを誇るVISAならではの安定した地位があります。

おすすめのVISAカードについては、こちらの記事で詳しく書いています。

JCB

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日本のクレジットカード国際ブランドですが、自社でクレジットカードを発行しています。

サインレスシステムやリボ返済方式を日本国内でいち早く導入したり、カード会員に向けてきめ細かいサービスを開始したりとクレジットカード業界のなかでも先駆け的な存在として業界を引っ張ってきました。

これらのカード会社は、自社内ですでに多様なセキュリティノウハウが蓄積されているため、セキュリティ面でも安心できるといえるでしょう。

ETCカード発行に対応しているクレジットカードもある

ETCカードの基礎知識とおすすめのETCカード

有料道路の料金所でもたつかずにスムーズに通行でき、さらに有料道路料金の時間帯割引や期間限定割引を受けられるETCカードは非常に便利ですが、クレジットカードのなかには、クレジットカードに紐付けるかたちでETCカード発行できるものもあります。

年会費無料のクレジットカード、さらにETC発行手数料も年会費も無料であれば、実質上無料でETCカードが作れることになります。
また、有料道路利用でもポイントが貯まる場合もあり、お得です。

ETCカードを発行しているおすすめのクレジットカードについては、こちらの記事で詳しく書いています。

海外旅行傷害保険(海外旅行保険)が付帯したカードなら、旅行も安心

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あまり知られていませんが、海外旅行傷害保険が付帯したクレジットカードがあります。

海外旅行傷害保険は、海外旅行時の事故やケガなど、万が一の際にかかった賠償費用や通院費用を補償してくれます。

付帯される方法として、そのクレジットカードを持っているだけで自動的に保険が付帯する「自動付帯」と、対象のクレジットカードを利用して旅費やホテル代の一部を支払うことで保険が適用される「利用付帯」の2種類があります。

海外旅行保険については、こちらの記事で詳しく書いています。

日本国内旅行のケガや事故を保障してくれる国内旅行傷害保険が付帯しているクレジットカードもあります。

また、クレジットカードで購入した商品が壊れたり盗難に遭ったときにその金額を補償してくれる「ショッピング保険」が付帯している場合もあります。

共通ポイントが貯まるクレジットカードの台頭

共通ポイント」とは、ひとつの会社や系列会社を超えて加盟店舗で利用できたり貯められたりするポイントのことです。

共通ポイントにはTポイント楽天スーパーポイントPontaポイントなどがありますが、コンビニエンスストアや街ナカの店舗、インターネット上でも目にする機会が多いのではないでしょうか。

各共通ポイントは加盟店舗数をより多く獲得し、加盟店舗間で相互にポイントを使えるようにしてユーザーに対してポイントの汎用性を提供し、顧客をより多く獲得したい狙いがあります。

各共通ポイントについては、以下のページでそれぞれ詳しく書いています。

メインカードかサブカードかによってもおすすめのカードは異なる

1枚以上のクレジットカードを持つ方であれば、普段メインで利用する「メインカード」か、特定の店舗やシチュエーションに限定して利用できる「サブカード」なのかによってもおすすめのクレジットカードは異なってきます。

メインカードは、ポイント還元率が高くポイントが貯まりやすいものがおすすめですが、サブカードは自分の趣味や生活と付帯している優待特典の相性が良いクレジットカードを選ぶようにしましょう。

マイルを貯めたい方は、航空系クレジットカードがおすすめ

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マイル(マイレージ)」とは、航空系クレジットカード会社が顧客向けに行っているポイントサービスです。

一定のマイル数を貯める戸、特典航空券と引き換え、飛行機の座席のアップグレードなどができます。

マイルについては、こちらの記事で詳しく書いています。

マイルを貯める場合は、航空系のクレジットカードを持つことが必須です。
また、貯められるマイルは航空会社が加盟しているアライアンスと呼ばれる航空連合によって異なり、ANAとJALはそれぞれ異なるアライアンスに属しているため、マイルの相互利用は不可能です。

ANAマイルを貯めたい場合はANAカード、JALマイルを貯めたい場合はJALカードが必要です。

また、航空系カードのなかでも一般カードよりゴールドカード以上のほうが、マイル付与率は高くなります。

VISA、MasterCard、JCB…国際ブランドによっておすすめはある?

クレジットカードの国際ブランドは、大きく分けてVISA(ビサ)、MasterCard(マスターカード)、JCB(ジェーシービー)、アメリカン・エキスプレス、ダイナースクラブの5つがあります。

世界的なシェア率ナンバー1を誇るのがVISA、次いでMasterCardです。日本国内であればJCBの加盟店も多いですが、国外に出ると、加盟店舗が少なく利用できない場所も出てくるので、海外旅行に行く場合は世界シェア率ナンバーワンのVISA(詳しくはこちらの記事へ)、もしくはMasterCardのどちらか、あるいは両方を持参するようにしましょう。

それ以外は、どのブランドだから手数料が安いとか、お得だということはありません。

まとめ

年会費や付帯している優待サービスを総合的に判断しても、このクレジットカードが一番!というカードがあるわけではありません。

自分がクレジットカードをどう利用して活用するかに応じて、おすすめのクレジットカードは異なってきます。

比較検討して、ぜひお気に入りの1枚を見つけてくださいね!

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