日本に滞在する外国人はクレジットカードは作れる?おすすめのクレジットカードは?

最終更新日:2020/04/07
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クレジットカードは基本的に18歳以上で収入があるか、高校生を除く学生であれば、入会審査を通過すれば利用することができるサービスです。

しかしクレジットカードを作ることができるのは日本国籍を持っている人だけというイメージがあります。

外国人はクレジットカードを作ることができるのでしょうか?もちろん観光客として来訪した外国人が日本国内のクレジットカードを作れないことはわかりますが、日本国内には在留資格のある外国人が200万人以上居住しているなか、その人たちは日本のクレジットカードを作ることができるのでしょうか。

今回は外国人がクレジットカードを作ることができるかという点と、外国人が作ることができるとしたらおすすめのクレジットカードはどれかという点について解説したいと思います。

クレジットカードの入会資格は外国人にあるのか?

クレジットカードを作るには審査を通過しないといけません。

これは日本人でも同じですが、外国人はそもそも対象となっているかどうかを検討してみましょう。

クレジットカードの申し込み資格の例

・「満18歳以上の方(高校生は除く)」三井住友カード

・「18歳以上で、ご本人または配偶者に安定継続収入のある方。または高校生を除く18歳以上で学生の方。」JCB一般カード

・「原則として18才以上(高校生不可)で電話連絡可能な方」三菱UFJニコスVIASOカード

審査が厳しいと言われている銀行系クレジットカードの入会資格を見ても、日本国籍が必要という条件は見当たりません

さらに三井住友カードのホームページには外国人が日本でクレジットカードを作るための解説ページがあります。

○『外国人が日本でクレジットカードを作るにはどうすればよい?』/三井住友カード

結論としては、日本に居住している外国人であれば、クレジットカードを作ることができます

但し、外国人特有の必要書類があり、それを提出することでクレジットカードの申し込みが可能になります。この必要書類によって同じ外国人でも観光客や短期滞在者などカードを作れない外国人との区別をしているのです。

では、次に外国人がクレジットカードを作るために必要な書類について解説しましょう。

クレジットカード申し込みに必要な書類

クレジットカードを作るためには住民票や、運転免許証の写しといった証明書類の提出が必要となります。

最近では事前に書類提出しなくても、本人限定受取郵便でクレジットカードを送付して本人確認をするケースもありますが、外国人の場合は次の書類が必要になります。

■在留カード(Residence Card)または特別永住者証明書(Special Permanent Resident Certificate)

日本に居住している外国人は必ず在留カードまたは特別永住者証明書を持っています。

これらを持っていない場合には観光客または違法滞在者ということになります。「在留カード」は日本に中長期に滞在している外国人に対して発行され、「特別永住者証明書」は法律で認められた永住権を持つ外国人に対して発行されています。

つまりクレジットカードは日本に永住していなくても中長期に滞在していれば発行されるということがわかります。

必要書類以外審査基準はほとんど日本人と変わらない

日本に中長期滞在している外国人・永住権を持つ外国人に関してはその証明さえできれば、クレジットカードを作ることができます

つまり提出する証明書が違うだけでクレジットカードを作るという点に関しては日本人とほぼ同じということです。

そのため、実際にクレジットカードが発行されるかどうかは審査結果によります。

日本人同様に申込者の返済能力や安定した収入が求められ、意思確認や在籍確認なども行われます。この時、日本語が話せるかどうかということは問題にならないでしょう。それはクレジットカード会社の問題であって、日本語が話せることが入会資格にない限り、日本語が話せないということを理由に却下することはできません。

人種差別にもつながりかねないので、クレジットカード会社側が英語で意思確認をすると行った対応をする必要があります。

しかし、一方で外国人特有の審査基準が存在します。それは中長期滞在者の在留期限です。

申込者の残りの在留期間が短いと、クレジットカード会社には「海外居住者に対して利用額の督促をしなければいけない」というリスクが発生します。

これはよく考えると外国人だからというよりは、居住の不安定性というところからの判断となります。

日本人でもアパートを点々としている場合は却下されることもあります。中長期滞在車の場合は在留期限が残りわずかの場合は却下される可能性が高くなると考えましょう。

留学生でもクレジットカードを作ることができる

クレジットカード会社では中長期滞在の外国人にも入会資格を認めているので、外国人留学生にもクレジットカードを発行することは可能だといえます

申込み条件は日本人と同じなので未成年の場合は親の承諾が必要になり、対象となる学生は4年制大学生、短大生、専門学校生、高専4、5年生、大学院生となります。

学生の場合は中長期滞在となりますが、学生専用カードに申し込みすれば、在学中の利用に限られるのでクレジットカード会社としても安心して発行することができ審査通過しやすい傾向にあるでしょう。

留学生には、学生専用ライフカードがおすすめです。

学生専用ライフカード

学生専用ライフカードは在学中は年会費無料で海外旅行傷害保険も自動付帯されるお得なクレジットカードです。
特にポイント還元率に特徴がありますが、学生専用カード特有のキャッシュバックもありおすすめです。


年会費:永年無料

★ライフカードが学生限定で発行している非常にお得な特典が満載のクレジットカード。海外旅行傷害保険がなんと自動付帯!

学生専用ライフカードの国際ブランド

カードブランドはVISA、JCB、マスターカードの中から選ぶことができます。初めてクレジットカードを作るのであれば、国内外で広く使えるVISAブランドがおすすめです。

学生専用ライフカードの付帯保険のメリット

海外旅行傷害保険が最高2,000万円補償(自動付帯)

外国人留学生の場合、自国での国内旅行も海外旅行となります。自国に滞在している間も医療費など各種の補償が受けられるので、無料で自動付帯の海外旅行傷害保険は便利です。

学生専用ライフカードのポイント・キャッシュバックのメリット

・誕生月はポイント5倍(還元率2.5%)
・年間50万円以上のカード利用金額で300ポイントプレゼント、翌年のポイント1.5倍
・海外旅行の買い物は5%キャッシュバック
 外国人留学生のメリットとして海外でのカードショッピングはキャッシュバック5%というサービスがあります。自国での買い物も対象となるのでお得ですが、事前の申し込みが必要なので注意しましょう。

学生専用ライフカードのその他の付帯サービス

携帯電話の利用料金をライフカードで決済すると毎月抽選でAmazonギフト券500円が当たります(10人に一人)。

永住権のある外国人は日本人と同じ!好きなクレジットカードに申し込もう

特別永住権のある外国人は基本的に日本語を話すことができ日本人と変わるところはありません。
自分の収入や返済能力に応じて自由にクレジットカードを選ぶといいでしょう。

ここでは初めてのクレジットカードとしておすすめの三井住友カード、同一勤務先に長く勤めている方にはJCBゴールドカードをご紹介します。

三井住友カード

クレジットカード発行会社である三井住友カードは国内外で広く利用でき、信用も高いクレジットカードを発行しています。

国際ブランドはVISAはもちろん、マスターカードも選択できるので、どちらでもお好きなカードブランドで発行できます。また、税別250円の追加(初年度無料)でVISAカードとマスターカードの2枚を持つことも可能です。


年会費:初年度/無料 2年目以降/税抜1,250円+税

★安心と信頼のブランド・三井住友カードが発行するスタンダードなクレジットカード。

三井住友カードの年会費

初年度無料。次年度税別1,250円。マイ・ペイすリボに登録してカードショッピングすると次年度以降も年会費無料。
(マイ・ペイすリボは最低5,000円からカード利用枠まで自由に返済金額決められるリボ払いサービス)

三井住友カードのポイントサービス

ポイントプログラム「ワールドプレゼント」は1,000円で1ポイント付与される還元率0.5%のポイントサービス。

・年間利用金額でステージが決められ、ボーナスポイントをプレゼント
 V1・・・50万円~100万円未満:50万円で50ポイント以降10万円ごとに10ポイント加算
 V2・・・100万円~300万円未満:50万円で75ポイント以降10万円ごとに15ポイント加算
 V3・・・300万円以上:50万円で150ポイント以降10万円ごとに30ポイント加算
・ネットショッピングモール「ポイントUPモール」利用でポイント2倍~20倍になる
・「ココイコ!」加盟店利用で実店舗でもポイントアップやキャッシュバックがある

三井住友カードの付帯サービス

・海外旅行傷害保険最高2000万円利用付帯(カード決済で保険適用)
・ショッピング保険100万円

JCBゴールドカード

JCBは日本唯一の国際ブランドですが、国内でも銀行系クレジットカード会社としてステータス性の高いクレジットカードを発行しています。

VISAやマスターカードとの大きな違いは自社でプロパーカードを発行しているため、提供するサービスも娯楽や海外旅行向け(T&E)のサービスが多いという点です。

その中でも特にサービスが充実しているJCBゴールドカードをご紹介しましょう。


年会費:初年度/10,000円(税別)
※今ならオンライン申込で初年度は無料 2年目以降/10,800円

★日本国際ブランド・JCBが発行するゴールドカードは年会費の割にコスパがよく、充実したサービスが自慢の一枚。

JCBゴールドカードの申込資格

20歳以上で、ご本人に安定継続収入のある方。他社では30歳以上に限定されている申込資格もありますが、JCBゴールドは20歳以上から申し込みが可能です。

JCBゴールドカードの年会費

税別10,000円。オンライン入会は初年度無料となります。

JCBゴールドカードのポイントプログラム

ポイントサービス「Oki Dokiポイント」は1,000円で1ポイント付与還元率0.5%。JCBカード会員専用のネットモール「Oki Doki ランド」でポイント2倍以上。

WEB明細サービスの「MyJチェック」に登録すると、オリジナルシーリーズのサービスとなるので、海外利用のポイントが2倍になります。

またAmazonなど「JCB ORIGINAL SERIESパートナー」加盟店を利用してもポイントは2倍以上になります。

JCBゴールドカードの付帯保険

・海外旅行傷害保険最高1億円(利用付帯5,000万円。自動付帯5,000万円)
・国内旅行傷害保険最高5,000万円(自動付帯)
・ショッピングガード保険500万円
・国内・海外航空機遅延保険最高4万円

JCBゴールドカードのその他の付帯サービス

・空港ラウンジサービス
・人間ドックサービス
・ドクターダイレクト24(国内)
・健康チェックサービス
・国内・海外宿泊オンライン予約
・手荷物無料宅配券(片道)サービスなど多数

まとめ

外国人でも中長期の滞在や永住権がある場合にはクレジットカードを作ることができるということがお分かりいただけたと思います。

ただ、現実問題として外国人のクレジットカード申込は却下されやすいという情報があります。ただしこれは外国人だからという差別の問題ではなく、支払い能力の問題のようです。
クレジットカード会社には解決できない、外国人労働者の低賃金問題も審査に影響しているようです。

また、クレジットカードと外国人に関しては、海外のクレジットカード会社が発行しているクレジットカードで、日本国内でキャッシングができるATMの不足問題があります。

以前、2020年に向けて銀行協会が検討を開始したというニュースを見たことがありますが、海外のクレジットカード会社設置のATMがほとんど無いので、日本の銀行等と提携して海外のクレジットカードでも日本国内のATMでお金を引き出せるようにしていく必要があります。

ゆうちょ銀行やセブン銀行は当初から海外カードに対応しているので技術的な問題はありません。
海外の観光客が倍増する東京オリンピックまでには解決してほしい問題です。

最後に、海外に居住している日本人は日本のクレジットカードを作ることができるのでしょうか?
基本的に日本に住民票があれば、海外留学や出張中であってもクレジットカードの申込みは可能です。

ただし、クレジットカードの海外発送はできないので、住民登録住所の家族宛に発送となります。

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