クレジットカード用語集(か行)
か行
- 会員番号
BIN=Base Identification Number→カード会社が会員を識別、管理するための番号を会員番号と称する。
- 会員規約
クレジットカードを発行するカード会社と、カード会員との間で設けている規約のこと。 一般的にクレジットカード会社は、会員が会員規約を遵守することを条件として、クレジットカードを会員に対して「貸与」する。
- 海外アシスタントサービス
クレジットカードの会員が、海外旅行先などで日本語によるサービスを受けられる制度のこと。 観光案内や加盟店、キャッシングサービスに関する案内をはじめとし、緊急利用サービスやカード盗難・紛失時などの緊急再発行などの各種サービスがある。
- 開示請求権
個人情報信用センターに登録されている個人情報の中で、本人に関する情報の内容を確認することができる権利のこと。 登録された内容に誤りがある場合は、訂正請求権を使って登録情報の訂正を求めることもできる。
- 買い回り
換金性の高いビール券や航空券などの金券類、貴金属、パソコンなどの高額商品などを換金する目的で、短期間に大量あるいは繰り返しクレジットカードで購入すること。 換金性の高い商品がこの買い回りの対象となり、クレジットカードの不正使用の一種となっている。
- 解約
売買契約などの契約締結後に、契約を解消すること。 いったん双方が納得して結んだ契約を、一方が勝手に解約を申し出ると、違約金を相手側から要求されることになるが、 訪問販売におけるクーリングオフのように、こうした原則があてはまらない場合もある。
- 割賦購入あっせん
商品の購入やサービス提供を受ける時に、小売商と消費者の間に介在し、割賦の取扱いを代行すること。
クレジットカードを使用するのを総合割賦購入あっせんといい、クレジットカードを使用せずに特定の商品(自動車等)について割賦契約を行う個品割賦購入あっせんがある。
割賦購入あっせんはショッピングクレジットとも呼ばれる。- 株式会社日本情報センター
信販・クレジット業界および銀行業界の個人信用情報機関と情報交流を行なうため、全情連加盟の33情報センターの共同出資によって、1986年6月に設立された会社。略称はJIC。全情連各情報センターに加盟する会員業者は、他業界の延滞などの事故情報をJICを通じて照会することができる。
- 加盟店
クレジットカードが使えるお店のことで、加盟店は「マーチャント(Merchant)」とも呼ばれる。
加盟店は各クレジットカード会社と契約し、利用されたクレジットカードでの決済額に応じて、カード会社に加盟店手数料を支払うことになる。- 加盟店手数料
クレジットカードの会員がカードを利用して商品やサービスを購入した場合に、カード加盟店がカード会社に対して支払う手数料のこと。
手数料の額はクレジットカード会社によって違うものの、平均3~5%となっている。- 元利均等返済
元金返済分と利息充当分を合わせた毎月の返済額が、初回から最終回まで同一金額になる返済方式のこと。
表面的な返済金額は均一になるが、元金返済分と利息充当分の内訳が変化する仕組みになっている。- カード更新
有効期限が間近に迫ったクレジットカードを持っているカード会員に、有効期限を新しく設けたクレジットカードを発行すること。
通常は有効期限の数ヶ月前に会員宛に自動的に届くが、返済の延滞が続くなど信用状況が悪化している会員に対しては、クレジットカードの更新を見合わせることもある。- カード決済
購入した商品の代金や、サービス代金の支払いを、クレジットカードを利用して行なうこと。
支払方法には主に、1回払いや分割払い、リボルビング払い、ボーナス払いなどがあり、店側の指定する支払方法の中から選択することができる。- カード再発行
カードを破損したり紛失した場合に、新しいカードを発行すること。
破損の場合には、破損したカードと引き換えに同じ会員番号のカードを再発行するが、紛失の場合にはカード悪用防止の為に、新しい会員番号のカードを再発行することになる。- カード盗難保険
盗難や紛失などによってクレジットカードを不正使用された場合に、その損害を補填する保険のこと。
クレジットカードに付帯されているサービスとしては最も基本的なもので、すべてのクレジットカードに付帯されている。- カードローン
クレジットカード会社が会員向けに行っている融資制度。CDやATMからカードを利用して融資を受けることができる小口の消費者ローンで、会員はカードの利用限度額とは別に設定されたカードローンの利用限度枠内でお金を借りることができる。
- カードショッピング
クレジットカードで買物をすること。代金の支払いは後払いとなる。
- 1カ月ごとの全額払い
- 分割払い
- リボルビング払い
- 企業コード
クレジットカードを発行する会社に付与されている専用のコード。
カード表面の時期ストライプに4ケタで設定されており、企業コード4ケタと業態コート1ケタの計5桁で、カード発行会社を特定することができる。- 期限の利益喪失
クレジットカードの利用者である債務者が返済期限を過ぎても返済しない場合、債務者は残った債務に関して期限が来るまで返済しなくてもよいという権利である、
期限の利益を主張できなくなるということ。期限の利益を喪失すると、債務者は残った債務の即時一括返済を求められることになる。- キャッシュカード
銀行等が預金者に対して発行するCD・ATM用の磁気テープまたはICチップ付きカード。このカードを使用するとCD・ATMから預金の出し入れができる。
- キャッシュバック方式(クレジットカードの買い物枠の現金化)
買取屋が、カード会員にショッピング枠内で高額商品を買わせ、これを安く買い取る(会員に現金を融通する形)仕組み。
キャッシュバック方式は、カード会員の借金を増やすだけで、しかも詐欺罪が適用される危険があるので要注意。- キャッシング
クレジットカード会員に対して行う小日の即時融資。キャッシングサービス、またはキャッシュアドバンスとも言う。
- 銀行 POSカード
キャッシュカードにショッピング機能を付したカード。銀行日座間即時振替により買物代金が決済される。
- クレジット
消費者信用の分野においては、クレジットとは「信用取引」を意味する。1960年、百貨店の丸井が月賦という言葉に代えて新しくクレジットという言葉を使ったのが発端とされている。
- クレジットカード
現金に代わる決済手段の一つで、後払いで商品やサービスを購入することができるカード。米国では1920年代に石油会社が発行したオイルカードが始まりで、T&Eカードの段階を経て1950年に汎用カード(ダイナースカード)が初めて発行された。
日本では、1955年にAMEXゴールドカード、1960年に日本ダイナースクラブカード、61年にJCBカードがそれぞれ発行された。
クレジットカードのグレードや種類には実にさまざまなものがある。
磁気ストライプによるものとICによるものとがある。- クレジットカード会社
クレジットカードを発行する企業のことで、銀行系や信販系、メーカー系、石油系などのさまざまな会社がある。
多くのクレジットカードに記載されているVISAインターナショナルやMasterCardインターナショナルは、クレジットカードの統括組織であって発行者ではない。- クレジットカード業
経済産業省の「平成14年特定サービス産業実態調査Jはクレジットカード業について次のように定義している。
クレジットカードを発行し、消費者力油日盟店から商品、サービスを購入する際の信用保証、購入代金の立替払い、
会員に対する請求、集金等の業務を含む部門を有する企業のうち、クレジットカード業務の会社系統が、- ①銀行系
- ②信販系
- ③中小小売商団体
- ④百貨店・量販店
- ⑤流通系
- ⑥電機メーカー系
- ⑦電気製品小売専門店
- ⑧石油元売会社等
の企業をいう。さらに、
- 通信販売会社
- 訪間販売会社
- 自動車ディーラー
- 自動車メーカー系クレジットカード会社
- 信用保証会社
- 民間金融機関
- 消費者金融会社
などが含まれる場合もある。- クレジットライン
クレジットカードの利用限度額(貸出限度枠)のこと。カード会員に対し認められる信用供与の上限。
- クレジットヒストリー
過去のクレジットカードを利用した履歴のこと。
延滞なく利用し続けている履歴も、ほとんどクレジットカードを利用せずに持ち続けているだけでも、クレジットヒストリーは残される。
このクレジットヒストリーの内容如何で、新規のカード作成や更新ができない場合がある。- クーリングオフ
訪問販売や電話勧誘販売などの特定の取引方法で契約した場合、消費者がつい申し込んだり契約をしてしまっても、一定の期間であれば説明不要・無条件で申し込みの撤回や契約の解除ができる法制度のこと。
- 携帯キャッシュカード
携帯電話にキャッシュカードを仕込んだもの。フェリカネットワークス(ソニー、NTTドコモ、JR東日本出資)が大日本印刷、凸版印刷、松下電器産業、日本ATMと共同で開発した。
- 非接触IC技術を搭載
- 6つの口座を登録できる(キャッシュカード6枚分に相当)
- ATMにかざして、預入れ、引出し、振替ができる。08年3月に実用化。
- 口座振替
特定の口座から別の口座へ資金を移すこと。
クレジットカードの利用代金は、口座振替を指定すればカード会員の預金口座から、クレジットカード会社が定める支払日に自動的に引き落とされる。
引き落としを行なう支払日は、クレジットカード会社によって異なる。- 口座振替
特定の口座から別の口座へ資金を移すこと。
クレジットカードの利用代金は、口座振替を指定すればカード会員の預金口座から、クレジットカード会社が定める支払日に自動的に引き落とされる。
引き落としを行なう支払日は、クレジットカード会社によって異なる。- 国際カード
国内・国外を問わず国際的に使用できるクレジットカードのこと。
VISA、マスターカード、アメリカン・エキスプレス、ダイナースクラブ、JCBなどが国際ブランドの代表格となっている。
日本では1980年代後半に、クレジットカードの国際化が進んだ。- 個人信用情報機関
会員になっているクレジットカード各社が、消費者が現在利用しているクレジットカードの種類や利用金額、過去の利用暦などの利用状況に関する情報を提供し合い、利用し合うための情報センターのこと。
この個人信用情報機関に登録されている消費者は、事故の信用情報について開示の請求をすることによって、登録情報の内容について説明を受けることができる。- 抗弁権の接続
請求権に対抗し、その作用を阻止することを認める権利。割賦購入あつせん契約で商品を購入したが、
その商品に欠陥があるなど、売主との間で争いが続いている場合、買主はそれを事由としてクンジット会社への
支払いを拒むことができることをいう。割賦販売法30条の4に基づく消費者保護の仕組み。- コード10
加盟店からカード会社への緊急報告。
- コールミー制度
Call-me System→アクフイアラからの信用照会(オーソリゼーション)請求に対し、イシュアが発する「イシュラアに直接電話せよ」との回答。
- コムストックローンカード
JCBと大阪証券金融は、07年1月29日から借り手名義の証券口座に保管されている株式や債券等を担保としたカードローンを取り扱う旨発表した。JCBの専用カードを使用。JCBと提携する全国9万台のATMで利用可能。
- コンビカード
接触型と非接触型の両機能を備えた1つのICチップ(コンビチップ)を1枚のカードに埋め込んだカード。
コンビチップはシングルチップとも呼ばれる。デュアル・インターフェースカードの1つ。